
Nexera XS inert
-シングル四重極質量分析計LCMS-2050と解析ソフトウェアLabSolutions InsightTMBiologicsを用いて核酸の分子量確認が可能です。 -LCMS-2050はLCと同様の操作感覚で簡便に分析を行うことができます。 -Insight Biologicsではユーザーが任意に設定した修飾や不純物の探索が可能です。
近年、新しい創薬モダリティとして新型コロナワクチンでその有効性が示されたmRNAが注目されています。現在承認されているmRNAワクチンはinvitro転写により合成され、5’末端にCap1構造(m7GpppRm-)が付加されています。この修飾は細胞内でのmRNA認識や翻訳効率の増加、安定性などに寄与するため、5’キャップ構造の解析はmRNAの品質管理において重要です。 核酸の配列解析にはApplicationNewsNo.01-00733で紹介した四重極飛行時間型質量分析計が有用です。MS/MS測定できないシングル四重極質量分析計では配列解析はできませんが、LCと似た操作感覚で取扱いが容易なため、品質管理における分子量確認用途での需要が高まっています。ここではシングル四重極質量分析計LCMS-2050と解析ソフトウェアLabSolutionsInsightBiologicsを用いてmRNAの5’キャップ構造の有無を簡易分析した事例を紹介します。
2024.07.09
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