金属線材熱処理炉における CO、CO₂濃度の測定

ユーザーベネフィット

- 定置型ガス分析計と同じ測定原理の採用により、信頼性の高いデータを取得できます。 - ポンプやフィルタ、除湿器などの試料前処理機を内蔵したオールインワン可搬型であるため、簡便に測定できます。 - 取得したデータをUSBメモリに保存し、パソコンでの編集や他部門との共有が容易にできます。

はじめに

一般的な金属加工工程には、金属材料の曲げ延ばしや切削を行う機械加工、金属材料の性質に変化を与えたり性能を向上させる熱処理、表面加工といったプロセスが含まれます。これらのプロセスを経て、金属材料はその用途や目的に応じて硬度や延性、耐食性など様々な性質を有する製品となります。 本稿では、上記の内、熱処理工程において重要とされるCO、CO₂の濃度管理に島津ポータブルガス濃度測定装置CGT-7100を活用した事例を紹介します。

2024.02.20