LCMS-2050
シングル四重極質量分析計による 植物油の簡易スクリーニング分析
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ユーザーベネフィット
- 脂肪酸をはじめとした植物油に含まれる成分をシングル四重極LC-MSで簡易的にスクリーニング分析できます。 - フローインジェクションによる直接注入であるため、ハイスループットな分析(分析時間1分)が可能です。 - 得られたマススペクトルをeMSTATSolution™で多変量解析することで、特徴的な成分を簡単に見つけられます。
はじめに
食用油脂の主要成分であるトリアシルグリセロール(TAG)は、3分子の脂肪酸とグリセロールから構成されます。油脂の種類により、その脂肪酸の種類や含有率は異なり、近年は健康志向の高まりもあり、DHA,EPA,α-リノレン酸をはじめとしたオメガ3脂肪酸を多く含む食用油脂が注目されています。また、食用油脂中の遊離脂肪酸は、油の精製度合や酸化による劣化の指標でもあります。そのため、食用油脂中の遊離脂肪酸を分析することは重要です。 本アプリケーションニュースでは、植物油に含まれる脂肪酸をはじめとした成分を簡易的にスクリーニングするために、フローインジェクションとシングル四重極LC-MSを用いた手法をご紹介します。フローインジェクションで試料を注入するため、1サンプルあたり1分のハイスループット分析が可能で、多検体を迅速に分析するのに有用です。
2024.02.06
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