Xslicer™ SMX™-6010
X線検査装置による自動車用インバーター部品の欠陥検査
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ユーザーベネフィット
- 透視観察によって、分解することなくインバーター部品の内部構造を短時間で可視化して検査できます。 - CT観察によって、部品の重なった構造を個別に可視化できます。 - 内部欠陥の位置や形状を詳細に観察することで、製品の品質管理・改善に役立てられます。
はじめに
インバーターは電気自動車において重要な部品で、バッテリーの直流電力を交流電力に変換してモーターを駆動させる役割を持ちます。任意の周波数の交流を作り出すことで、モーター出力の細かな制御を行えるため、インバーターの設計・性能は自動車の電費や動力性能に影響します。電費や動力性能の向上のために、なるべく低損失で大電流を通電できることがインバーターには求められますが、インバーター内の電子部品に流れる電流が大きくなるほど、発熱による故障リスクも大きくなります。そのため、発熱を抑える設計を検討するとともに、発熱につながる部品の欠陥を検査することも重要となります。 本稿では、マイクロフォーカスX線検査装置Xslicer SMX6010を用いて、インバーター部品(IGBTモジュール)の内部を非破壊で観察した事例を紹介します。
2023.03.23
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