Hyper Vision HPV-X2
高速引張試験におけるひずみ分布の ダイナミック観察
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ユーザーベネフィット
- 最高1000万コマ/secでの高速引張試験における高速度撮影が可能です。 - 最高20 m/secでの樹脂の高速引張試験が可能です。 - DIC解析により、試験片表面のひずみ分布の観察が可能です。
はじめに
プラスチック材料はその熱的特性や軽量性などから、細かな歯車から自動車や航空機などの様々な工業分野、用途で使用されています。輸送機での用途では、衝突事故や製品の落下などによって動的な変形が生じる可能性があります。そのため、信頼性の確保のために従来より実施されてきた静的試験だけでなく、衝撃試験も実施する必要があります。特にプラスチックのような高分子材料の力学的特性は、変形速度依存性を示すことが知られています。また、材料の詳細なメカニズムの解明のためには、試験における破壊現象を観察することが重要になります。特にDIC解析を行うと材料表面のひずみ分布が明らかとなるため、試験中のひずみが集中している箇所の特定に役立てることができます。 今回は、アクリル試験片の平行部に円孔や切り欠きを加工した試験片を用意し、DIC解析を行うことで、高速引張試験におけるひずみ分布を可視化しました。当社では、過去にプラスチック材料の高速引張試験における評価やDIC解析を実施していますので、そちらもご参照ください。
2023.03.22
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