自動前処理機能を用いた プレカラムアミノ酸の短時間一斉分析
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ユーザーベネフィット
- タンパク質構成アミノ酸20成分の分析を1サイクル26分で行えます(前処理時間を含む)。 - Nexera XR搭載の自動前処理機能を用いることで、プレカラムアミノ酸分析を簡便に行えます。 - Nexera XRはアミノ酸以外の分析も行えるため、装置の稼働率を高めることができます。
はじめに
アミノ酸分析は、食品や製薬の開発など幅広い分野で必要とされています。HPLCを用いたアミノ酸分析で一般的に用いられている手法はポストカラム誘導体化法です。当社もアミノ酸分析システムとしてポストカラム誘導体化法を採用しています。しかしながら、ポストカラム誘導体化法は使用するカラムの特性上、分析の高速化が難しい点が課題です。一方で、予め誘導体化させたアミノ酸を分析するプレカラム誘導体化法は、誘導体化を自動化することにより、ポストカラム誘導体化法と比べて迅速かつ簡便に分析を行うことが可能です。 本稿では、高速液体クロマトグラフNexera XRを用いたプレカラム誘導体化アミノ酸の高速分析例をご紹介します。