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ユーザーベネフィット

- 試料容器に詰めるだけで、簡便にスラグを分析できます。 - 定量値を基に塩基度などの付加計算を行う報告書も作成できます。 - 加圧成形により、フッ素(F)も分析可能です(EDX-8100)。

はじめに

スラグは、金属の製錬工程において還元された金属と分離した鉱物や副原料、および還元剤の残渣などが混合した副産物です。また焼却灰や下水汚泥等の廃棄物を溶融し、固形化させた溶融スラグと呼ばれるものもあります。スラグの主成分は原料由来のシリカ(SiO2)、アルミナ(Al2O3)、酸化鉄(Fe2O3, FeO)などの金属酸化物、および酸化カルシウム(CaO)で、その他成分には微量の重金属、フッ素(F)もあります。これら成分の分析はスラグの再利用や生成条件管理の上で重要であり、蛍光X線分析装置が使用されています。従来は波⾧分散型(WDXRF)がよく使われていましたが、操作性や試料の取り扱いの簡便さ、定量精度の向上に伴ってエネルギー分散型(EDXRF)の利用が進んでいます。 本アプリケーションニュースでは高炉スラグの定性定量分析(EDX-7200)、電気炉スラグ中のフッ素(F)の定量分析(EDX-8100)について紹介します。

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