EDXによる樹脂中スズの分析ーSnスクリーニング分析キットー

ダウンロード

ユーザーベネフィット

- スクリーニング分析キットは分析に必要な管理試料とソフトウェアが1つのパッケージになっています。 - RoHS スクリーニング分析と同時にスズ(Sn)の分析ができます。 - PCEDX-Naviソフトを使用することで、分析に不慣れな方でも規格判定から報告書出力まで簡単に操作できます。

はじめに

有機スズ化合物は、樹脂製品の安定剤や触媒、船底塗料、防汚剤、防腐剤など幅広い用途で使用されてきました。一方で、有機スズ化合物の一部はその毒性から、欧州連合(EU)によるREACH規則など、世界各国での使用制限が推進されています。 これらの物質を含む成形品は、製造・輸入・使用が制限されます。また欧州化学品庁(ECHA)や取引先への情報伝達義務が発生する認可対象候補物質には、さらに6種類の有機スズ化合物およびその反応生成物が指定されています。 エネルギー分散型蛍光X線分析装置(EDX)では有機スズ化合物の定性や定量分析はできませんが、元素としてのスズ(Sn)の濃度を分析できます。そのため、EDXによって規制対象の有機スズ化合物のSn元素濃度での管理を目的としたスクリーニング分析が可能です。 本アプリケーションニュースではPCEDX-NaviソフトによるSnのスクリーニング分析の流れと、樹脂中のSnのスクリーニング分析事例をご紹介します。

関連製品

一部の製品は新しいモデルにアップデートされている場合があります。