
低分子医薬品
微小物の分析に分野を問わず広く使われている赤外顕微鏡は,感度,操作性,拡張性(マッピングなど)の向上,品質管理等における異物分析の増加などにより,その需要はより一層増加しています。 この赤外顕微鏡は,主に大きさ100~20μm程度の試料もしくは測定領域の情報(赤外スペクトル)を得るために用いられていますが,10μm前後の微小物の分析もめずらしくありません。しかし,赤外顕微鏡測定で用いている中赤外光はその波長が25~2.5μmであるため,10μm前後の微小試料を分析する際は若干の注意が必要となります。 今回は微小物,微小領域測定時に起こる現象,注意点についてご紹介します。
2002.09.18