X 線 CT システムによる成田市稲荷山遺跡出土品(七星剣)の観察

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はじめに

成田市稲荷山(とうかやま)遺跡の発掘調査にて 1983年に出土した鉄刀が,星座の北斗七星の形を刻んだ古代の装飾品『七星剣:しちせいけん』であることが,筑波大学の調査と岩手県立博物館の透視X線撮影によって明らかにされました。今回紹介する観察は,七星剣の保存処理が計画されたことから,その事前再調査とマイクロフォーカスX線 CT の金属製文化財研究への有効性確認を目的として東京学芸大学 文化財科学研究室 講師 服部哲則先生のご指導により,島津マイクロフォーカスX線CTシステム(SMX-225CT)を使用して行ったものです。

2007.08.09