
inspeXio SMX-225CT FPD HR Plus
- 食品内部の複雑な3次元形状を非破壊で簡単に観察できます。 - 食品内部の空隙の分布を3次元表⽰画像で可視化して、各空隙の大きさを算出できます。
食感は食品において美味しさを左右する重要な要素の1つです。例えば、パンの食感はしっとり、ふんわり、サクサクなど様々な言葉で形容されます。パンの食感の違いは小⻨⾃体の弾性や強度の他に、空隙の大きさや分布によって生じます。そして、空隙の大きさや分布はパンの種類や材料、製法によって変わります。空隙による食感の変化はパンに限らず様々な食品で生じるため、多くの消費者に好まれる食品を開発・製造するためには、食品の空隙構造を研究することが重要です。 食品の空隙構造を研究するための有効なツールとして、マイクロフォーカスX線CTシステムがあります。X線CTシステムは対象物を破壊することなく内部の三次元構造を可視化できるため、パンのように複雑な多孔質構造を持つ食品の内部状態を観察するのに適したツールです。 本稿では、マイクロフォーカスX線CTシステム inspeXioSMX-225CT FPD HR Plusを用いて、2種類の食パンを撮影し、内部構造を観察・解析した事例を紹介します。
2021.02.07
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