X 線CT システムによる自動車用イグニッションコイルの観察

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はじめに

近年、地球温暖化に伴い環境への配慮から二酸化炭素削減が注目され、自動車においても信号待ち等の停車時に排気ガスを削減するためにエンジンを止めるアイドリングストップ機能を搭載するものが多くみられるようになりました。 しかし、アイドリングストップ機能搭載車はエンジンの入り切りが頻繁に繰り返されるため、その度に様々な部品への負担が増加します。エンジン始動時や走行時にスパークプラグに点火するためのイグニッションコイルもその一つで、この部品の耐久性や信頼性の向上が必要となります。 今回は、マイクロフォーカスX線CT装置 inspeXioTM SMXTM-225CT FPD HR Plus(以下、inspeXio SMX-225CT FPD HR Plus)を用いてイグニッションコイルの内部観察を行った事例を紹介します。

2020.04.06

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