
HMV-Gシリーズ
- 当社試験機/つかみ具は振動ノイズが発生しにくい構造になっており、精度良い測定が可能です。 - 新開発フィルタにより振動ノイズの除去が可能です。 - 最高20 m/sでの試験が可能であり、材料の力学特性の試験速度依存性の評価が可能です。
近年、輸送機分野では燃費向上のため機体の軽量化が大きなテーマであり、機体素材の力学的特性をより正確に把握することが求められています。輸送機は、衝突や落下による衝撃で動的な変形が生じる可能性が高く、従来の静的試験に加えて衝撃試験の要望も高まっています。材料の中でも、プラスチックを構成する高分子は粘性と弾性を合わせもつ粘弾性特性を示すため、プラスチック等の樹脂の力学的特性は試験速度によって変化することが明らかになっています。 一方で、試験速度を高くすると、試験機に振動が発生し、試験力に振動ノイズが現れることが、衝撃試験における課題の一つとなっています。高速衝撃試験HITS-TXは振動ノイズが発生しにくい構造になっており、また新開発のフィルタ機能によりノイズの除去が可能です。本稿では、2種類の樹脂の高速引張試験を例に、振動ノイズ低減のための対策とHITS-TXにおける特徴をご紹介いたします。
2021.06.24
一部の製品は新しいモデルにアップデートされている場合があります。