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はじめに

化石燃料の利用による地球温暖化が問題視されるようになり,バイオマス燃料が注目されています,その中でも微細藻類は食料と競合することなく油脂を生産し,他のバイオ燃料よりも,単位時間,単位面積あたりの生産性が高く,しかも耕作可能地の選択肢が多いという優れた特長を持っています。微細藻類バイオマスの実用化に向け,株選別や品種改良,培養,収穫,,収穫,精製などの各段階において様々な研究が行われています。 島津燃焼式全有機体炭素計TOC-Lシリーズは強力な有機物酸化力を持っていますので,微細藻細胞の懸濁した培養液のような試料も完全に酸化して測定することが可能です。 今回は全有機体炭素計TOC-LCPHを使用して微細藻細胞の懸濁した培養液を前処理なしで直接にTOC測定することにより,微細藻類の増殖過程を追跡したTOC計のユニークな活用例をご紹介します。なお,掲載データは筑波大学白岩研究室よりご提供頂いたものです。

2014.02.25

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