LCMS-9030
DARTとLCMS-9030を用いた食品中成分の迅速分析と構造解析
ダウンロード
ユーザーベネフィット
- 気体、液体、固体いずれの形態の試料でも、前処理なしで分析可能です。 - 本ワークフローを用いて、高い質量精度で食品中成分の構造解析ができます。 - 解析ソフトウェアLabSolutions Insight Explore™を用いて組成推定、化合物探索、フラグメント帰属解析が可能です。
はじめに
食品や飲料品を開発する上で、含有成分の情報を得ることは品質の維持向上のために重要です。しかし、通常、食品や飲料品中の特定成分を測定する場合、抽出などの煩雑な前処理が必要になることが多くあります。 DART®(Direct Analysis in Real Time)は、試料を直接イオン化することができる方法であり、気体、液体、固体いずれの形態の試料でも前処理なしで迅速に測定することができるため、簡便なスクリーニングに有効です。 本報告では、DARTと四重極飛行時間(Q-TOF)型質量分析計LCMS-9030を組み合わせて、ラー油を例に食品中成分の測定を行いました。取得したMS/MSスペクトル情報を基に解析ソフトウェアLabSolutions Insight Explore を用いて、高い質量精度で試料中成分の構造解析を行いました。イオン源にはIonSense社のDART-OSを使用しました。
2021.09.06
関連製品
一部の製品は新しいモデルにアップデートされている場合があります。