シングル四重極質量分析計を用いたアルコール飲料のフードメタボロミクス-オリゴ糖・多糖類プロファイリング-

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ユーザーベネフィット

- シングル四重極LC-MSを用いることで、オリゴ糖をサブngで高感度分析できます。 - LCMS-2050の広い質量範囲により、アルコール飲料中のオリゴ糖・多糖類の網羅的プロファイリングが可能です。 - マルチオミクス解析パッケージを用いることで、初心者の方でも容易に多変量解析まで行うことができます。

はじめに

メタボロミクスの技術を食品に応用した「フードメタボロミクス」は、近年、食品の品質鑑定や品質予測、製造・保管工程の改善、機能性の評価など様々な目的に利用され始めています。食品には非常に多くの代謝物が含まれますが、これまでの研究から、風味や品質、機能性にかかわる代謝物の多くが明らかになっています。そのため、フードメタボロミクスでは対象成分を決めたターゲット分析が一般的です。重要な成分に絞り網羅的に解析することで、有益な結果を効率的に得ることができます。アプリケーションニュース01-00334-JPでは、アミノ酸・有機酸・核酸系代謝物を主な対象成分とし、シングル四重極LC-MSを用いたフードメタボロミクスの事例をご紹介しました。 本報告では、シングル四重極LC-MSでオリゴ糖・多糖類を網羅的に分析・プロファイリングしたフードメタボロミクスの応用例を紹介いたします。トリプル四重極LC-MSと比べ、シングル四重極LC-MSは安価で、条件設定もシンプルなため、質量分析が初めての方でも簡単にメタボロミクスをはじめることができます。

2022.07.10

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