
Nexera FV
ピーナッツアレルギーが食物アレルギーの中でも特に重篤な症状を引き起こすことから,ピーナッツは食品への表示が法令で義務付けられている特定原材料のひとつに指定されています。 近年,原材料としては含有されていないはずのピーナッツがクミン製品中より検出され大規模リコールとなる事件が欧米で続発しています。消費者の安全を担保するためには,食品中にアレルゲン物質が含まれていないことを確実に示す必要があります。 アレルゲン物質の検出方法としては,主に ELISA 法が用いられておりますが,アレルゲン物質の交差反応性による誤検出が課題とされています。ここでは,トリプル四重極型質量分析計 LCMS-8060 を用いて,アレルゲン物質であるピーナッツタンパク質 Ara h1 の高感度測定系を構築し,市販のスパイス中から特異的に検出できることを示しました。
2016.11.29
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