四重極飛行時間型質量分析計LCMS™-9030を用いた核酸医薬品の分子量確認と定量性の確認

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はじめに

核酸医薬品は、各種疾患の原因となる標的遺伝子、あるいは標的タンパク質に結合することで薬効を発揮する合成オリゴヌクレオチドです。これまで 8 件の核酸医薬品が承認されており、その多くは 20 塩基程度の鎖長となります。 ここでは、Q-TOF 型質量分析計 LCMS-9030 を用いた分析例をご紹介します。核酸医薬品としては、20 塩基の 2ʼ-MOE修飾オリゴヌクレオチドを用いました。精密質量分析では誤差 3 mDa(0.05 ppm)で分子量確認ができました。LCMS9030 の MRM モードによる検量線作成では、1~1000 ng/mLの範囲で直線性を確認できました。

2020.06.01

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