LC/MS高速アミノ酸分析システム“ UF-Amino Station”(その1) 超高速アミノ酸分析への新たなアプローチ

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はじめに

アミノ酸分析に従来から用いられているイオン交換-ポストカラム誘導体化HPLC法は,多成分のアミノ酸分析には適しているものの,分析時間が長いことが課題でした。一方,逆相-プレカラム誘導体化-UV検出法によるアミノ酸分析は,分析時間は大幅に短縮できるものの,対象となるアミノ酸成分数に限界があります。味の素株式会社と共同開発した“UF-Amino Station”は,専用の高速高分離カラムと,超高速対応質量分析計を用いることで,わずか9分間で38成分のアミノ酸・アミノ酸関連物質の一斉分析を実現します。加えて,誘導体化処理の自動化,専用ソフトウェアによる簡便操作など,多検体処理をサポートするさまざまな特長を有しています。 ここでは,UF-Amino Station によるアミノ酸分析の基本原理と,アミノ酸の超高速分析を可能にしたシステム特長についてご紹介します。

2012.01.05

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