示差屈折率検出器 “RID-20A” を用いたマンニトールの分析

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はじめに

マンニトールは低吸湿性,低反応性という特徴を持つため,医薬品の賦形剤として近年利用されています。2014 年2 月に告示された第十六改正日本薬局方第二追補に D- マンニトール(以下マンニトール)の試験法が追加されました1)。この試験法において,マンニトールの定量法に示差屈折率検出器を用いた HPLC 法が採用されています。 示差屈折率検出器 “RID-20A” は光学系を二重温調することによって,微妙な温度変化の影響を吸収し,安定したベースラインを得ることが可能です。 ここでは, “RID-20A” を用いたマンニトールの分析例を紹介します。

2015.01.31