コーヒーに含まれる機能性成分の一斉定量分析法

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ユーザーベネフィット

- 酸性から塩基性までの高極性物質を一斉に分析できます。 - 一般に逆相カラムでは保持が小さい塩基性部位を有する物質のピークを保持し、再現よく分析できます。

はじめに

近年、コーヒーの摂取には、認知症、糖尿病、がんなどの生活習慣病の予防または改善効果が報告されています。また、それらの効果にピロカテコール、トリゴネリンなどの成分が関与していることも分かってきました。 一方、トリゴネリンのような塩基性部位を有する物質はC18カラムでは保持されないため、分析が困難です。そこで、固定相にペンタフルオロフェニルプロピル基を有するカラム(PFPPカラム)を用いて分析しました。このカラムは、疎水性相互作用だけでなく、π-π相互作用や双極子双極子相互作用などの分離選択性を示すことが期待されます。 ここでは、Shim-pack ScepterTM PFPPカラムを用いたコーヒー中の機能性成分を同時定量する一斉分析法をご紹介します。

2021.12.25

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