茶葉および大麦に含まれるアントシアニンの定量分析

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ユーザーベネフィット

- アントシアニン4成分を25分で測定できます。 - アグリコン当量ではなく配糖体を定量するため、加水分解せず抽出のみの前処理で測定可能です。 - コンベンショナルHPLC条件のため、汎用HPLCシステムを用いて分析することが可能です。

はじめに

国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構と島津製作所は、「食」の機能性成分解析を目的とした共同研究により、農産物や食品に含まれる機能性成分の簡便で迅速かつ正確な分析手法の開発を行っています。本報では、茶葉中および大麦中のアントシアニンの分析方法を検討し、茶葉2品種および大麦1品種について含有量を確認した結果を報告します。 アントシアニンは赤~紫~青色を呈する色素で、糖や糖鎖が結びついた配糖体の形で植物に含まれています。本稿では表1に示す4種のアントシアニンを測定対象としました。

2021.07.05

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