LabSolutions MDを用いた医薬品中のイオン分析条件の最適化

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ユーザーベネフィット

- ソフトウエアを用いて、簡便に各パラメータを網羅的に変動させ、効率的な分析法開発が可能です。 - 離度や分析パラメータの関係性を視覚的に評価することができ、有効なパラメータ領域の把握が可能です。

はじめに

カウンターイオンの違いにより、医薬品有効成分としての物理化学的・薬物動態的な性質が変わるため、医薬品開発段階では様々なカウンターイオンが検討され、最適な塩が選択されています。また、合成段階で使用する触媒やイオンなどの無機不純物の残存が製品の安全性、溶解性や安定性などに影響を及ぼすことがあり、不純物としてイオンを分析することも非常に重要です。 ここでは、医薬品のカウンターイオンとしてしばしば採用される有機酸のギ酸、酢酸、フマル酸、マレイン酸をイオン排除クロマトグラフィーを用いて分析した例を紹介します。今回、分析法開発支援ソフトウエアであるLabSolutionsTM MDおよび、一体型高速液体クロマトグラフLC-2050C 3Dを用いて、各種パラメータを網羅的に変動させた際の各成分の応答についてデザインスペースを描画することにより視覚化し、分析条件の最適化を行いました。

2022.03.15

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