燃焼-イオンクロマトグラフシステムによる鉄鋼スラグ中ふっ素の分析

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はじめに

鉄鋼スラグには,鉄鉱石から銑鉄を造る高炉内で生成する高炉スラグと銑鉄の脱炭,不純物除去により粘りを与える転炉内で生成する製鋼スラグがあります。製鉄プロセスの副生成物として年間合計数千万トン生成する鉄鋼スラグには,溶融材として添加される蛍石(Ca2F)の影響によりふっ素が含まれます。この鉄鋼スラグを道路用路盤材,地盤改良資材,コンクリート混和材などへ適応する場合には,各種規格や基準に合致していることを確認する必要があり,含有成分濃度の管理が重要となっています。 ここでは,鉄鋼スラグ中のふっ素を島津燃焼-イオンクロマトグラフシステムを用いて分析した例をご紹介します。

2011.05.28

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