食品・飲料
キャピラリGC-FTD,GC-ECDによる124農薬の分析(その4) ―DB-17による分離―
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はじめに
これまでのアプリケーションニュース(G-194, G-197,G-198)で,無極性カラム(DB-1),微極性カラム(DB5)および中極性カラム(DB-1301)による124農薬の分離について紹介いたしました。今回のアプリケーションニュースでは,中極性カラム(DB-17)における124農薬の分離をご紹介します。 農薬(有機塩素系,有機リン系,有機窒素系農薬)をアセトンに溶解させ0.5~2mg/Lの混合溶液とし,2μLをGCに注入しました。検出器にECDおよびFTDを用いました。 124農薬をDB-17カラムで一斉分離することは困難でしたが,前回のアプリケーションニュースで紹介しましたDB-1,DB-5やDB-1301の情報とあわせることにより,未知農薬の推定や定性確度の向上が期待できます。
2006.10.09