ヘッドスペースGCによる食品香気成分の分析 ―オフフレーバー(不快なにおい)―

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はじめに

ヘッドスペースGCによる食品香気成分分析についてはこれまでにもG146で果物,G144で酒,G134では野菜といった香気成分の分析例を紹介してきました。 これらはいずれも,それぞれの食品に特徴的な「食欲をそそるいいにおい」についての分析でした。 一方で,食品中には,人間にとっては不快なにおいと感じられる成分(オフフレーバー)も存在します。 今回は,このオフフレーバーの分析例を紹介します。 これらのようなオフフレーバー成分が,保存期間の経過や,保存状態によってどう変化するか,などを分析することにより,食品の品質管理上非常に重要な情報が得られます。

2000.08.22

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