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はじめに

酒中エタノール分析の公定法として国税庁所定分析法があります。その中には種々の分析法がありますが、GC 法ではカラムオーブン条件が 50 ℃の恒温分析と記載されています。しかし、50 ℃の恒温分析では酒中の水や高沸点成分がカラムから溶出しないため、エタノールおよび内部標準物質の溶出後に、オーブン温度を上げ追い出しを行わないと良好な分析ができません。また、酒成分の多くは水分であるため、インサート中のウール量・位置に関しても工夫が必要です。 今回、国税庁所定のエタノール分析法を良好かつ短時間で分析できるメソッドにより、ビール、リキュール、日本酒を試料として、各試料中のエタノールの定量を行いました。

2019.09.09

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