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ユーザーベネフィット

- Nexis SCD-2030により試料中の総硫黄量を、カラムによる分離分析なしに簡便に行えます。 - 検量線を既知濃度の硫黄化合物で作成後、その検量線で試料中の総硫黄量の定量が可能です。 - 試料中の硫黄化合物のモニタリング等に応用できます。

はじめに

化学発光硫黄検出器(SCD)は、硫黄化合物を選択的に高感度に検出するGC検出器で、以下の特性を持ちます。 • 硫黄化合物を含まない成分をSCDに導入した場合、原理的にはピーク検出はされない。 • SCDに導入される硫黄原子の数に対して、線形的に応答する。従って、異なる硫黄化合物種においても、同じS原子数(Sモル数)が導入された場合、同じ感度(等モル感度)を持つ。 この特性により、試料をカラムによる分離を行わずにSCDに導入すると、試料中の総硫黄量が容易に確認できることになります。 今回、SCDによる試料中の総硫黄量分析が可能か、カラムによる分離分析の結果と、カラム不使用の非分離分析の結果を比較をすることにより検討を行いました。

2020.12.08

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