FTIRとダイナミック超微小硬度計による紫外線劣化したプラスチックの評価

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ユーザーベネフィット

- 複数機種による分析から紫外線照射によるプラスチックの状態変化を捉え、耐候性等を評価することができます。 - プラスチック分析システム Plastic Analyzerを用いることで、プラスチックの劣化による化学構造変化を確認できます。 - プラスチック硬さアナライザーDUH-210でプラスチックの劣化による硬さの変化を評価できます。

はじめに

自動車部品、建材、工業用品、農業用品等の屋外で使用されるプラスチック製品は、太陽光(主に紫外線)や雨、気温変化により経年劣化します。そのため、使用期間や使用環境、耐候性などを考慮し、安全に使用できる適切な素材を選定する必要があります。外的要因(光や熱)により劣化したプラスチックの状態や寿命を把握することは、プラスチック製品に使用する添加剤(酸化防止剤や充填剤等)の選定や高機能性素材の開発に役立ちます。 本稿では、自動車の部品によく使われるプラスチックの紫外線による劣化評価を行いました。フーリエ変換赤外分光光度計(FTIR)を用いて紫外線を照射したときのプラスチック表面の化学構造変化を、またダイナミック超微小硬度計(DUH)を用いて硬さの変化を評価した結果を示します。

2024.03.13

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