カーボンリサイクル産業に分析計測技術で貢献
セメントは道路や建材として普遍的に利用される重要な材料です。しかし、従来のセメントの製造過程では多くのCO2が排出されます。カーボンニュートラル達成のため、セメント製造プロセスにおいて大気中に大量に排出するCO2を、効率的に回収するコンクリートの技術開発がなされています。
TOC固体試料測定システムを使用して、コンクリート中に吸収・固定されたCO2の量を無機体炭素(IC)測定により評価した例をご紹介します。
微細藻類のなかにはオイルを産生するものがいます。これらの微細藻類が産生するオイルを既存の自動車燃料や航空燃料に藻類が産生するオイルと混合し、利用することが考えられています。微細藻類由来のオイルは光合成によって作られるものであり、化石燃料由来のCO2排出の削減が期待されます。
全有機体炭素計TOC-LCPHを使用して、微細藻細胞の懸濁した培養液を前処理なしで直接にTOC測定することにより微細藻類の増殖過程を追跡したTOC計のユニークな活用例をご紹介します。
人類の活動によって排出されるCO2のうち全体の3%程度が航空機によるものです。SAFは「持続可能な航空燃料」として植物をはじめとしたバイオマス由来の原料から造られます。従来の航空燃料と混合して用いるため、既存の航空機や設備を利用できます。
IP585メソッドに準拠し、ガスクロマトグラフィー質量分析としてGCMS-QP™2020 NXを用いて、ジェット燃料中のFAMEsを分析しました。
間伐材や廃材など木質バイオマスを燃料やガス化してエネルギー源と利用できます。これらをエネルギー源として排出されたCO2は植物の生長過程で吸収されるCO2と相殺されるため、カーボンニュートラルな資源として注目されています。
有機酸分析システムと紫外可視吸光光度検出器を併用して、バイオマス中の酢酸、ぎ酸、フルフラール、5-ヒドロキシメチルフルフラールの同時分析の例をご紹介します。
TOC固体試料測定システム
(全有機体炭素計TOC-LCPH+固体試料燃焼装置SSM-5000A)
コンクリート圧縮機CCH
製品の詳細はこちら超高速液体クロマトグラフ
Nexera シリーズ
マルチタイプICP発光分光分析装置
ICPE-9800シリーズ
ガスクロマトグラフ
Nexis GC-2030
液体クロマトグラフ質量分析計
超高速トリプル四重極型LC/MS/MSシステム
LCMS-8060