プラスチック硬さ測定アナライザー(DUH-210)

ISO/TS 19278が発行されました!
Plastics — Instrumented micro-indentation test for hardness measurement of plastic materials

プラスチックの性能向上に伴い,プラスチックの用途は広がっています。その中でも,自動車用の窓枠やモバイルフォンのケースに使用されるものには耐久性/傷つきにくさが,プラスチック歯車などの機構部品では変形のしにくさが,バンパーなどの衝撃吸収部材には適度な軟らかさが求められます。
プラスチックの『硬さ』は,材料の変形しにくさ,傷つきにくさを評価するだけでなく,ブレンドポリマー配合における品質管理や成型品の品質安定性確認などに有効です。
本規格では,下記表のような試験方法の違いによる課題が解決されました。これにより硬さ試験は,品質管理部門での従来の用途においてさらに多様な形状の試験片の測定が実施できるだけでなく,開発部門での材料選定や性能スクリーニングなどでの活用も可能となりました。

ISO/TS 19278はマイクロインデンテーション法を採用することにより,ロックウェル硬度法,ボール押し込み法よりも微小な押し込み変位と試験力で測定ができるため,スケールレス(同一条件)で,かつ従来の試験法よりも微小な試験片での測定が可能です。
また,表面検出の測定誤差発生の可能性,緩和特性の影響といったプラスチック特有の材料特性による測定結果への影響を考慮した測定条件があらかじめ設定されているため,再現性の高い測定を行うことができます。

表1. 従来の硬さ試験法の課題とISO/TS 19278の試験法のメリット

  従来の硬さ試験法
(ロックウェル硬度法)
ISO/TS 19278
マイクロインデンテーション法
ISO/TS 19278だと…
圧子 試験片の硬さによって鋼球圧子の直径を変える必要がある。 オリジナルベルコビッチ圧子のみ。変更不要

• 条件変更の手間が不要
• 微小領域の試験により従来よりも微小な試験片の測定が可能。
• 材料選定,性能比較が可能。
• 従来法で制約が設けられた6mm未満の試験片でも重ねずに測定が可能。

試験力 初期試験力が98.07N,最大試験力が588.4Nから980.7Nと大きい。
試験片の硬さによって最大試験力を変える必要がある。
最大試験力500mNと小さい。
押し込み深さ 300~1600µm 数µmから数十µm
同一条件下での比較 HRが50~115の範囲になるように試験片の硬さによってスケールを選択しなければならない。 スケールレスで測定が可能
試験片の調整 6mm未満の厚みの試験片の場合は重ねる必要あり。データに影響がある。 6mm未満の厚みの試験片でもそのまま測定が可能

注)FRPは,ISO/TS 19278の適用範囲に含まれません。

従来法(ロックウェル硬度法)における悩みを解決!!
「同一条件の硬さ比較」でプラスチックの材料選定をサポートします

〜 ISO/TS 19278が発行されました 〜

新規格 ISO/TS 19278

他にもこんな良いことがあります

薄いサンプルでも重ねず評価が可能!

従来よりも微小な試験面積で評価が可能!

DUHシリーズの便利なポイント

ISO/TS 19278対応 プラスチック硬さ測定アナライザー

ISO/TS 19278対応
プラスチック硬さ測定アナライザー

1. 同一条件のため圧子や試験条件の変更は不要です。
2. 従来よりも薄い試験片,微小な試験片でも規格に適応した測定が可能です。
3. 上から押さえる固定バイスで接着剤なしで試験片の固定が可能です。
4. ソフトウェアで専用の試験モードを選択するだけで簡単に試験が可能です。
5. 押し込み深さが100µmまで測定できるため,幅広い硬さの測定が可能です。

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