Easy wiper-S
固体試料燃焼装置SSM-5000A専用スワブ材
医薬品製造においては、設備に残留する原料や洗剤などによる次製品への影響の有無を確認する必要がありますが、FDA(米国食品医薬局)のガイドラインでは洗浄水(リンス水)の測定ではなく、設備内の拭き取り(スワブ)による確認が推奨されています。
弊社が従来スワブ材として推奨してきた石英ガラス繊維ろ紙には「扱いにくい」、「破れやすい」といった問題がありました。 こうした問題を解決したのが「Easy wiper-S」で、ピンセットでも扱いやすく、拭き取り面への当たりがよりソフトになっています。
特長
Easy wiper-Sは、柔軟性に富むため、下記の点で優れています。
- 拭き取り対象への当たりの柔らかさ
- SSM-5000A用試料ボートへの入れやすさ
Easy wiper-Sの扱いに適した専用ピンセット、スワブ材と専用ピンセットを組み合わせたスターターキットもご用意しました。本製品はTOC-L/TOC-Vシリーズ用の固体試料燃焼装置SSM-5000Aにご使用いただけます。
使用手順
- Easy wiper-Sを600℃で15分加熱処理し、有機性不純物を除去します。
- Easy wiper-Sをピンセットなどで持ち、純水で湿らせます。純水量は100~200 μLが適当ですが、拭き取り対象物に応じて適宜加減してください。
- Easy wiper-Sで設備表面の一定面積内を拭き取ります。
- Easy wiper-Sを試料ボートに移し、直接燃焼炭素測定システムで炭素量を測定します。