Xctal 5000 - アプリケーション

位相コントラストX線CTシステム

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アプリケーション(吸収像・散乱像・屈折像)

  CFRP 積層板

1方向に沿った繊維のプリプレグを角度を変えて積層させた材料の撮影事例です。

断面画像から3方向の配向が存在していることが分かり、VR像ではそれらが交互に積層していることが分かります。

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  CFRP クロス材

炭素繊維を編み込み、積層させた材料の繊維配向解析事例です。

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  CFRP ランダム積層材

カーボンテープをランダム方向に積層させた材料の撮影事例です。

格子の方向に沿ったX線の散乱を検出し、それぞれの方向に配向した繊維を検出可能です。

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ランダム積層材は、繊維配向に偏りがあると機械物性や成形性が変化して成形品の品質が変化します。配向解析によって、非破壊で品質の予測が可能となり、さらに偏りが小さく品質が安定した積層設計の研究に繋がります。

(ワーク・コメントご提供:金沢工業大学ICC )

  樹脂ボトル

スプレーボトルの撮影事例です。屈折像ではスプリングによるアーチファクトの影響を受けずに、樹脂内のボイドを観察できます。

また、種類の異なる樹脂の接合は、吸収像・屈折像それぞれで吸収係数の差・密度差によって、ワークの内部構造を観察できます。

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  トマト

トマトの撮影事例です。水分を多く含む野菜でも内部構造の観察が可能です。

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  ゾウギンザメ上顎歯板

ゾウギンザメ上顎歯板の撮影事例です。

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赤く囲った部分の吸収像(左)は、均質に見えているのに対し、同部位の散乱像(右)には、ゾウギンザメ上顎歯板に咬合によって生じたと考えられるクラックが可視化されています。このような内部構造を非破壊で検出する技術は、力学的負荷がかかる生体埋入材料の精密検査においても、極めて有効な手段となると思われます。

(ワーク・コメントご提供:東京大学 大学院農学生命科学研究科 飯島まゆみ特任研究員)

ワーク・コメントご提供者の所属は、2022年7月27日時点のものです