一目で分かる使いやすさ

一目で分かる使いやすさ

 
 

人間工学に基づいたハードデザイン

人間工学に基づいたハードデザイン

操作パネルは,人間工学に基づいて使用者が最も見やすい角度で設置しています。そのため,ユーザーはどのような姿勢でも楽にパネルを操作することができます。また,感圧式のパネルを採用しているため,手袋をしたままでも,タッチペンでも操作が可能です。タッチペンはパネルすぐそばに収納することが可能です。

「一目で状態が分かる」「一目で使い方が分かる」を実現したユーザーインターフェイス

「一目で状態が分かる」「一目で使い方が分かる」を実現したUI

UV-1900iの画面ユーザーインターフェイスは,黒ベースの画面に大きくわかりやすいアイコンが配置されているので,装置設定が一目でわかります。
また,大きくわかりやすいアイコンは,直感的な理解を促してくれるので,ユーザーはすぐに操作に慣れることができます。さらに,画面遷移も少ない構成となっているため,操作の途中で迷うことはありません。

操作のガイドラインにもなるタブ

操作のガイドラインにもなるタブ

UV-1900iの定量モードでは,画面上に常に測定全体の流れと現在の状態が表示されているので,ユーザーは次に何をすればよいかがすぐにわかります。

様々なニーズを満たす高い性能

超高速スキャン

最速29,000 nm/minでスペクトル取得が可能です。短時間の化学反応追跡などに効果を発揮します。UV-1900iでは特定波長における吸光度変化に加えて,短時間でのスペクトル取得が可能となったため,より詳細な挙動を調べることが可能です。

下図は銀ナノ粒子に塩類を加えることによって,粒子が凝集する過程を分析した例です。300~700 nmの波長範囲を超高速スキャンモードで測定しました。400 nmの吸収強度減少および480 nm付近の吸収強度増加に加えて,スペクトルの経時変化を得ることもできます。

低い迷光
 
図1

低い迷光

迷光が0.5%以下(198 nm)とUV-1800の2倍に向上しました。
この低迷光により、紫外域でも1 Abs以上で正確な測定が可能となり、高い濃度の試料でも正確に定量できるようになりました。

図1は200 nmの吸光度で作成した酢酸の検量線です。
相関係数は、0.9998となり、高濃度でも正しい測定値が得られます。迷光が多いと、高吸光度領域で直線性がなくなります。

高い再現性・繰り返し精度

測光繰り返し精度が,0.0002 Abs以下(0.5,1.0 Abs)とUV-1800の5倍に向上しました。この高い測光繰り返し精度によって,測定結果のばらつきが抑えられるため,より正確な定量分析やより低濃度の試料の検出が可能です。

図2はカフェインの検量線を273 nmで作成しました。
検量線は,Abs=0.0528 Conc
となり,標準偏差から求まる定量下限値は,UV-1800では0.051 mg/L であったところ0.0051 mg/L となりました。

注)定量下限値の求め方の1つに標準偏差の10倍を利用する方法があります。実測値であり保証値ではありません。

No. ブランク液の吸光度(273 nm)
1 -0.00001
2 0.00001
3 -0.00002
4 0.00002
5 0.00001
6 -0.00003
7 0.00001
8 -0.00004
9 0.00001
10 0.00005
標準偏差σ 0.000025

高い再現性・繰り返し精度
図2

多様な測定モード

 

更なる進化を遂げた規制対応

薬局方,GLP/GMP,FDA 21 CFR Part 11などの規制に完全対応

JP,USP,EPに準拠した装置バリデーション機能

JISの9項目だけでなく,日本薬局方(JP),米国薬局方(USP),欧州薬局方(EP)で規定されている検査が可能です。当然のことながら,各薬局方が求める仕様にハードウェアとしても準拠しています。また,検査条件の保存が可能なため,一度条件を保存してしまえば都度それを呼び出すだけで簡単に検査を行うことができます。検査結果も保存可能なので,管理性に優れています。

クラス最高レベルの分解1 nm

クラス最高レベルの分解1 nmを達成するとともに,ツェルニー・ターナーマウントの分光器の採用によりコンパクトで明るい光学系を実現しています。EPで求められている波長分解性能を余裕をもってクリアできます。

セキュリティ機能がUP

セキュリティ機能がUP
 

外部制御に関するセキュリティ機能が追加され,規制対応がより強化されました。
「Administrator」,「Developer」,「Operator」の3段階の権限レベルを,使用ユーザに設定することができます。

PCソフトウェアからのバリデーションにも対応

オプションのUVバリデーションソフトウェアを用いることにより、PCソフトウェアでのバリデーションを実行することも可能です。
日々の点検が簡単になるだけではなく、装置性能確認と記録の管理が簡便になり、より強固な規制対応を可能にします。

・検査の結果は印刷できるだけでなくファイルに保存でき、後で呼び出して結果を確認することができます。
・検査条件も定期点検や日常点検ごとにファイルとして保存しておき呼び出して使用できます。

・JIS K0115 吸光光度分析通則にある装置の性能表示の確認、並びに日本薬局方一般試験法、USP、EPの各検査を選択して行うことができます。(検査用の治具や試薬は別途ご用意ください)

FDA 21 CFR Part 11 ,PIC/S GMPガイドラインなどの規制・ガイドラインに対応

FDA 21 CFR Part 11,PIC/S GMPガイドラインなどのER/ES規制対応に必要なユーザー管理,権限管理,データのオーディットトレイルなどデータの完全性の確保(データベース管理)に対応可能。

LabSolutions DB UV-VisもしくはUVProbe/LabSolutions DBシステム

LabSolutions DB UV-Vis

本システムは,データベースによるデータ管理,ユーザー管理を行い厚労省ER/ES指針などの規制に対応します。1台のPCでデータを安全に管理し,ER/ES対応を行いたいお客様に最適な構成です。

※  LabSolutions UV-Visは標準で付いております。

LabSolutions CS UV-Visもしくは UVProbe/LabSolutions CSシステム(ネットワークシステム)

取得データはLC/GC等のデータとともにサーバ上で一元管理されます。ネットワークシステムでER/ES対応を行いたいお客様 に最適な構成です。

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