Lightway - 特長
光反応評価装置 PQY-01
実験プロセスの短縮
これまでの測定には化学光量計を用いるプロセスが必要でしたが、Lightway™は照射フォトン数を校正する機能により、そのプロセスを短縮できます。
※化学光量計を用いるプロセスとは、試料の結晶化や風乾、希釈などの調整手順を伴う作業と、フォトン数計測を暗室で行い照射フォトン数の校正を行う作業を指します。
簡単測定
光反応プロセスによるスペクトル変化をリアルタイムにモニタリングします※。
主に3つのパラメータ(測定間隔/測定時間/照射フォトン数)を設定するだけで測定が開始でき、初心者でも簡単に操作できます。また、ボタン押下時にはダイアログが操作をナビゲーションします。
※特定の波長をタイムコースでグラフ化できます。
照射光の設定
照射光は高い安定性と輝度・高耐久性を併せ持つLED。いつでも信頼できる結果が得られます。また実験の再現性を高めるために、照射する光量を設定することができます。
モニター波長におけるタイムコース測定結果
特定の波長の吸光度時間変化を瞬時に把握できます。測定開始前に特定の波長をモニター波長と設定することで時間変化を表示でき、反応の終端をいち早く、また反応速度も直感的に確認できます。
全スペクトル測定結果
面倒な設定はありません。スペクトル測定条件は測定間隔と測定時間だけでOKです。測定間隔は最小0.1秒から。250~800 nmのスペクトルを0.1秒以内に取得でき、反応の追跡を機敏に行います。
装置に標準付属するソフトウェアPQY-Measは3つの測定モードを搭載しています
光反応測定
試料に照射光源を照射しながら、スペクトル測定を行います。
スペクトル測定
試料に照射光源を照射した後、スペクトル測定を行います。また、通常の分光光度計としてのスペクトル測定も可能です。
検量線&定量
標準試料から検量線を作成し、未知試料の濃度を求めます。
正確にフォトン数を計測
従来、照射フォトン数を算出するには化学光量計が必要であり、化学光量計の調製によるばらつきが懸念されます。Lightwayでは照射フォトン数はパワーメーターで校正し、測定前にスペクトル形状から補正するため、個人技量によるばらつきをなくすことができます。
安定した長寿命のLED照射光源を採用しました。
LED照射光源の採択により長時間にわたる安定した測定を実現します
上図は照射光源の劣化曲線イメージの一例です。赤線がLED照射光源であり、青線が一般的なキセノンランプ照射光源です。LED照射光源はキセノンランプ照射光源に比べ、長時間高い強度を有していること、強度変化が緩やかであることがわかります。