Nexera FV - 特長

オンライン分析用超高速液体クロマトグラフ

フロー合成のオンライン分析に対応

フロー合成中の反応液をオートサンプラに搭載されたフローバイアルに導入することで、オンライン分析が可能です。LabSolutions FVによる簡単な操作で、設定時間での試料採取とLC分析を自動で実行し、連続モニタリングを実現します。UHPLC条件による高速高分離分析を使用すれば、最短5分間隔のサンプリングにも対応可能です。

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バッチ反応モニタリングの作業コストとリスクを削減

オートサンプラに外付けシリンジとバルブを組み合わせることで、反応槽や容器からフローバイアルに反応液を導入可能です。高濃度のサンプルの場合は、オートサンプラの前処理機能で自動希釈し、カラムに注入することもできます。反応液の自動サンプリングにより、手動サンプリングの時間を削減し、さらに試料採取時の人為ミスのリスクを排除することで、反応モニタリングの一層の効率化とデータの信頼性向上が可能です。

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溶出試験の高速化と省力化を同時に実現

Nexera FVを含む溶出試験システムは、サンプリングや希釈などの前処理、分析、解析、レポート作成にいたるまでを自動化します。これにより、作業者が試験に取られる手間を省力化し、業務のスループット向上をサポートします。さらにハンドリングによる試料の分画操作がないことからサンプリングミスなく、安全に試験を行うことができます。

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溶出試験機から送られた試験液は、オートサンプラに搭載されたフローバイアルに直接流れます。

オンライン分析の迅速化を促進する2つの分析モード

Nexera FVシステムだからこそ可能なダイレクトモード

反応槽や溶出試験機から送られた試験液を直接注入し、分析するモードです。次の採取時間までに注入した反応液や試験液の分析が完了する場合に有効です。
UHPLC分析に対応するNexera FVだからこそ選択できる分析モードです。

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短いサンプリング間隔でのモニタリング確認が可能な分画モード

サンプリング間隔が短い試験において使用する分析モードです。Nexeraが誇るオートサンプラの高速動作により、最短5分のサンプリング間隔に対応します。最大で384検体を分画しておくことができます。また、希釈が必要となる場合にも有効です。

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選択の幅を広げる確かな性能

高濃度サンプルの自動希釈

  • 高濃度のサンプルではしばしば希釈が必要となるケースがあります。分画モードを活用すれば、サンプルのオンライン希釈が可能です。微量であっても高い注入精度を実現することから正確な自動希釈が可能となります。右表に、Nexera FVの自動希釈による標準溶液の希釈正確さを示します(試料:カフェイン水溶液)。
  • fig17

 

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内部標準物質の自動添加

  • 収率算出等の目的で、試料に内部標準物質を添加する場合があります。Nexera FVの自動前処理機能の活用で、一定量の内部標準物質を注入試料に自動で添加・混合し、カラムに注入することができます。
  • fig18

 

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1台2役で装置稼働率を大幅に向上

Nexera FVは、反応器や溶出試験機と接続するオンラインLCとしてだけでなく、分析メソッド検討時などには通常のUHPLCシステムとしても使用できる多目的システムです。装置稼働率を最大化し、ラボにおける資産活用性を向上します。

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消耗品の高寿命化でコストパフォーマンスの高い試験を実現

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試験液を受け取るフローバイアルには専用のセプタムが使用されています。通常のセプタムよりもニードル貫通後の密着性能に優れ、200回※連続で注入動作を行っても液漏れすることなく使用することができます。メンテナンスの手間を省力化し、連続的に試験できます。
※使用条件によっても変わります(交換目安)。

オンライン分析作業を効率化 LabSolutions FV

バッチ反応・フロー合成・溶出試験等のオンラインLC分析を簡単に実行

オンラインLCにてモニタリングを行う際、手間を要する作業のひとつがサンプリング条件に応じた分析スケジュールの作成です。分析開始までの煩雑な一連の作業を、専用ソフトウェア LabSolutions FVが強力にサポートします。
一つの画面でLC分析条件やサンプリング間隔などの必要な情報を設定すれば、LabSolutionsの分析スケジュールが自動的に作成され、開始ボタンをクリックすればすぐにオンラインLC分析を開始できます。分析開始までの労力や時間の削減と共に、設定ミスによる分析失敗のリスクを削減し、省力化、効率化、データ信頼性向上に貢献します。

  • サンプリング条件に応じた分析スケジュールを自動作成
  • オートサンプラの前処理プログラムで分画・希釈を自動で実行
  • 外部信号入力または指定時間によるサンプリング開始が可能
バッチ反応・フロー合成・溶出試験等のオンラインLC分析を簡単に実行

 

モニタリング分析フロー全体を効率化

一般的にオンライン分析スケジュールの後半ではサンプリング間隔が大きくなり、LC装置を使用しない待機時間が発生します。LabSolutions FVの分析自動挿入機能を活用すれば、サンプリングの待機時間が生じた際、既にサンプリングを終えた検体のLC分析を、現在実行中のスケジュールに自動で挿入し、オンライン分析フロー全体を効率化します。

モニタリング分析フロー全体を効率化

トレンドプロットによるオンライン分析結果確認

Excel®ライクな形式のレポートを作成・出力可能なマルチデータレポート機能を用いることで、合成の主成分の収率や中間体の生成、溶出試験の溶出率の経時変化等の結果を、レポートに自動出力させることが可能です。 注:マルチデータレポート機能の使用には、LabSolutions DB/CSが必要です。

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