FFF-C8030
遠心フィールドフローフラクショネーションユニット
遠心力を利用した新しい粒子分離技術
遠心フィールドフローフラクショネーション
Centrifugal Field-Flow Fractionation
遠心フィールドフローフラクショネーション*(遠心FFF)は、遠心力を利用してナノ材料をサイズ分級し、各種検出器で測定するシステムです。
* フィールドフローフラクショネーション:Field-Flow Fractionation(流動場分離法)
1
送液ポンプで送液するキャリア液の中に試料注入装置で試料を注入し、遠心FFF の高速回転する円環状の流路(チャネル)に試料を流入させます。
2
チャネル内の送液を停止し、遠心力で粒子を沈降させます。
3
送液を再開し、徐々に回転速度を落とすことで、粒子にかかる遠心力を弱めていきます。
回転速度を落としていくことで遠心力が小さく拡散速度が大きい小さな粒子から早く流出します。
流出した粒子を下流に接続した検出器で測定します。
フラクションコレクターを接続することでサイズ分画した粒子を採取することができます。
参考情報
産業技術総合研究所のwebページに高精度のサイズ分級の事例が掲載されています
10 nm ~ 40 µmの粒子を同じサイズごとに細かく分けることに成功
世界初:15000 Gを超える遠心加速度を持つ遠心流動場分離装置の構築(出典:産業技術総合研究所)
特長
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他の粒子測定技術が対応できない幅広いサイズの粒子測定が可能
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最大15,900×g の高遠心力により優れた分離性能を実現
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多様な検出器との組合せ、分画採取から電子顕微鏡での観察など、 他技術との多彩な組合せが可能
動画
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20210209_遠心FFFの活用による粉体計測と微粒子分析の融合
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遠心フィールドフローフラクショネーションユニット FFF-C8030
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