IMAGEREVEAL™ MS - 特長
MSイメージングデータ解析ソフトウェア
最短3ステップで簡単に解析
「 まとめて解析」の機能を紹介
事前に設定したパラメータで「まとめて解析」を行い特徴的なMSイメージを自動で作成します。
どのデータも同じ処理をしたい人に便利な機能です。
差異解析、画像解析でデータ行列の作成、統計解析、特徴的なMSイメージの作成をまとめて実行することができます。
「まとめて解析」を使った解析例
「まとめて解析」によって,左右に並んだ切片のうち,左切片に多く存在するm/zのMSイメージが作成されました。
多彩な解析モード
NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)マウスの肝臓切片の解析を,4つの解析モードの例を用いてご紹介します。
- 1. NASH組織に特徴的な分子を見つけたい(差異解析モード)
- 2. 染色画像と同じ分布を持つ分子を見つけたい(画像解析モード)
- 3. スペクトルの特徴に応じて色を付ける(疑似カラー化)
- 4. ターゲット分子の濃度でMSイメージを見たい(定量解析)
NASHとは
脂肪肝の一種です。脂肪肝にはアルコール性と非アルコール性があり、非アルコール性脂肪性肝疾患は進行すると非アルコール性脂肪肝炎(NASH)へと変化します。
1. NASH組織に特徴的な分子を見つけたい 差異解析モード
統計的手法を用いてROIの平均スペクトルを比較することでROI間の差に寄与する分子を見つけることができます。
他にも検定機能や部分的最小二乗回帰(PLS)機能を使ってさらに解析することが可能です。
汎用フォーマットデータを解析 IMDX コンバーター
付属の「IMDX Converter」で、本ソフトウェアで読み込み可能な“imdx”形式に変換することができます。

※すべての他社装置データの変換を保証するものではありません。データ変換実績(英) でご確認ください
- *疑似カラー化、 Auto ROI Selectorは画像解析アドバンストオプションに含まれます。
- *使用には製品(IMAGEREVEAL MS)+オプション の購入が必要です。
その他
ターゲット解析/ノンターゲット解析
- ターゲット解析 脂質や代謝物の化合物リストをもとに目的のm/zのみを解析します。リストはご自身で作成することもできます。
- ノンターゲット解析 指定したMS範囲全てのm/zを解析します。どんな特徴的なm/zが含まれているか調べるときに便利です。
化合物リストとは
化合物の名前やm/z、アダクトイオンの情報などの表です。
化合物リストを用いると、m/zを化合物と関連付けて解析することができます。
複数データ同時解析
複数のイメージングデータを一度に解析することができます。
一度に読み込むことで、データ間の比較を簡単に行うことができます。
また、最大で測定点数が100万点、数百GBのデータを分割することなく解析することができます。