GC-2014 - 特長
高性能 汎用ガスクロマトグラフ
高い基本性能
GC-2014シリーズは,キャピラリカラム,パックドカラムの両方にキャリアガス流量のデジタル制御を可能にする電子式フローコントローラ(AFC)を標準搭載しました。 これにより,精密な流量制御ができ,周囲温度変化の影響もGC-14シリーズの1/10,GC-17シリーズの1/3と少ないので,キャピラリ分析でも良好な再現性,再設定性を得ることができます(面積,リテンションタイムの変動はGC-14シリーズの1/3程度です)。
更に,FID,FPD,FTDの検出器は,GC-2010の構造をベースに設定されており,キャピラリ分析での性能(最小検出感度など)が,GC-17Aよりも向上しています。 また,FPDはキャピラリ,パックドカラム両方に対応した新型FPDを採用しています。
優れた操作性
大型ディスプレイの採用により,ベースラインやクロマトグラムをLCDで確認できます。
誤操作を防ぐために表示されるポップアップ画面やヘルプ機能など生産性を向上させる機能が満載です。
また,自己診断機能を使用すれば装置が正常に動作していることを確認することができ,定期的な診断で装置の予期せぬダウンを防ぐことができます。
あらゆる場面に対応する適応性
分析目的や対象成分にあわせて,4種類の注入ユニット,5種類の検出器を選択でき,3つの注入ユニットと4つの検出器が同時搭載可能です。
また,島津GCシリーズのGC-7,9,12,14,15,16シリーズのガラスパックドカラムが使用でき,カラム資産を有効に活用できます。
ご使用中のGC-14A/Bの設置スペースに収まるモデルもご用意
GC-14A/B を GC-2014 に更新しようと思っても GC-2014 の奥行が長いため,設置できない場合がありました。この状況を解決するために,奥行を短くした奥行ショートモデル GC-2014S をご用意しました。 GC-2014S は,横幅 40 cm,奥行 54 cm と GC-14A/B の設置スペースにぴったり収まります。