温室効果ガスアナライザー - 特長
堅牢性の高い装置構成
水田や田畑から採取したサンプルは多湿であることが多く、堅牢性の高い装置が求められます。温室効果ガスアナライザーは、複数の分離カラムと検出器により構成*されています。大気中の水分等の測定不要な成分は、プレカラムで分離されてベントより排出されますので、分析カラムに導入されない構造になっています。また、ECDの劣化を早める酸素はECDへ導入されないようになっています。
*特許第4406694号、特許第6843395号
多検体分析に対応
田畑等の広いフィールドの経時変化を測定する場合は検体数が多くなりますが、バイアル瓶を用いることで、サンプルの捕集時間を短縮でき、かつガスバッグよりもコンパクトなので、サンプルの輸送が容易になります。AOC-6000 Plusシリンジインジェクションシステムは最大108検体分のバイアル瓶がセット可能で、ハイスループット分析が可能です。
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従来のガスバッグ捕集に加え、コンパクトなバイアル瓶採取での分析もサポート
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AOC-6000 Plus シリンジインジェクションシステム
充実したユーザーサポート機能
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ガス供給の自動切換え
ガスセレクタ※にメインと予備のガスボンベを接続しておくことで、メインのガスボンベの元圧を監視し続け、ボンベが空になった場合は自動でガス供給を予備のラインに切り替えます。キャリアガスの供給無しにカラムが加熱され、ダメージを受けることを防ぎ、ダウンタイムの削減につながります。
(※オプション) -
自動停止・自動起動機能
ガス制御と温度制御を自動で行い、無人の状態でシャットダウン、立ち上げを行うことが可能です。夜間の不要なガス・電力の消費を減らし、ランニングコストを最小化します。

Advanced Pressure Controller(APC)によるガスの電子制御
全てのガスは電子制御されていますので、注入ユニットやFIDのメンテナンス時に、ソフトウェア上で簡単にガスの供給、停止が可能です。メンテナンス用にAPCを停止するメソッドファイルを作成すれば、簡単に装置をメンテナンス状態へ移行できます。