OPTIC-4

予冷方式のドライアイス凍結粉砕法を用いることにより,水分の多い試料は粉砕時に水分と固形に分かれてしまう,皮の硬い試料は粉砕時に皮が残ってしまうなど,試料の粉砕時に起こる問題が解決します。凍結粉砕させることで水分も果皮も均一にサンプリングすることが可能です。
| 常温粉砕 | 凍結粉砕 | |||
|---|---|---|---|---|
| キュウリ | 粉砕後,水分と固形分に分離しやすく,サンプリングするときは試料をよくかきまぜて均一化させながら採取する必要があった。 | 試料がパウダー状で均一に粉砕されていた。 | ||
| ブドウ | 表皮の粉砕が弱く,水分と表皮が均一になるように注意しながら採取する必要があった。 | 表皮も細かく粉砕され,パウダー状で均一に粉砕されていた(ブレンダー使用)。 | ||
| パイナップル | 少し表皮が残っており,かき混ぜながら採取する必要があった。 | 表皮も細かく粉砕され,パウダー状で均一に粉砕されていた(ブレンダー使用)。 | ||

充填量が少なくコンパクトな固相ミニカートリッジを用いる全自動固相抽出装置です。大量注入と組み合わせることにより,エバポレーターや窒素パージによる溶媒濃縮操作が不要のスピーディな前処理が可能となります。
※STQ法(Solid phase extraction Technique with QuEChERS method)
QuEChERS抽出と固相カートリッジ精製を組合せて操作性と高精製を両立した残留農薬試験法(アイスティサイエンス社開発)


従来の大量注入法の問題点を解消した独自の形状のインサートです。試料を液体状態でインサート内に保持することができ,インサート内で試料の濃縮が可能となります。
※(株)アイスティサイエンスの製品詳細は,同社サイト(http://www.aisti.co.jp/product/)をご参照ください。