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    AOC-6000 Plus - 特長

    多機能オートサンプラシステム

    1台で複数の試料導入が可能

    AOC-6000 Plusは,液体試料注入法,ヘッドスペース注入法,固相マイクロ抽出(SPME)注入法の3種類の試料導入方法に対応しています。試料形状,分析対象の成分に応じて試料導入方法を選択できます。

    AOC-6000を用いた水道水中の農薬,VOC,カビ臭の分析

    試料導入法の自動切換

    AOC-6000 Plusは,パークステーションに設置された各試料導入法ごとのシリンジツールを自動で交換できます(自動ツール交換機能)。

    最新の濃縮テクノロジーによる高感度分析

    SPME Arrow

    SPME Arrowは,従来のSPMEに比べ,高感度・高耐久性・高速抽出が可能な次世代のSPMEです。
    ※SPME Arrowは外径が太く,通常のGC注入口では使用できません。穴径の広いSPME Arrow用のGC注入口で使用してください。

     

    ●SPME Arrowは,従来のSPMEに比べ,大容量の吸着剤が保持されており,高感度分析が可能です。また,太く頑丈な構造のため,高い耐久性を誇ります。

     

    ●SPME Arrowは,抽出時に攪拌効率の高い専用の攪拌機(ヒーテックス・スターラ)を用いることで,前処理の高速化が可能です。

    前処理の高速化

     

    水中のカビ臭気物質の分析において,SPME Arrowは従来のSPMEに比べて約5倍高感度に分析できました。また,平衡に達するまでの抽出時間は5分であり,従来のSPMEの15分から1/3に短縮できます。

    SPME ArrowとSPMEの抽出時間とピーク面積値の比較

    SPME ArrowとSPMEの抽出時間とピーク面積値の比較

     

    データへの信頼性の追求

    シリンジ・ファイバーの使用履歴管理による信頼性向上

    AOC-6000 Plusは,シリンジ及びファイバーの使用履歴の管理機能を有しています。専用のSmartシリンジ,Smart SPMEファイバー,Smart SPME ArrowのSmartチップを読み取り,シリンジタイプやファイバーの耐熱温度など固有情報の他,使用期間やストローク回数などの使用履歴を確認することができます。煩雑な消耗品管理を自動化し,シリンジやファイバーの状態を正確に把握しながら使用することで,採取したデータの信頼性を向上させることができます。

     
     
    Core Focus

    AOC-6000 Plusに対応したSmartシリンジ、Smart SPMEファイバー、Smart SPME Arrowは、あらゆる分析に対応できる幅広いラインナップをご用意しています。

    Smartシリンジはプランジャーの色で容量を一目で判別することが可能です。 

    Smartシリンジ

     

    Smart SPMEファイバーおよびSmart SPME Arrowは、各種液相をラインナップしており、分析対象やアプリケーションに応じて最適なものを選択することができます。また、プランジャーの色で液相の種類を一目で判別することが可能です。

    Smart SPMEファイバー、Smart SPME Arrow

     

     

    ※ AOC-6000 Plusは,Smartシリンジ,Smart SPMEファイバー,Smart SPME Arrowにのみ対応しております。Smartチップのついていないシリンジ,ファイバー類は使用できません。

    Smart SPMEファイバー・Arrowの詳細については,下記セレクションガイド(PDFファイル)をご覧ください。

    Smart SPMEファイバー・Arrow セレクションガイド