Smart Environmental Database™
GC/MS環境汚染物質分析用データベース
環境汚染物質分析用のMRMメソッド作成をサポートするデータベースソフトウェアです。
環境および食品試料中の環境汚染物質の分析には,夾雑物との高い質量分離と高感度で検出可能な選択性の高いMRM(Multiple Reaction Monitoring)分析が有効です。MRM分析にはトランジションの設定が必要ですが,Smart Environmental Databaseには500以上の環境汚染物質の最適なトランジションが登録されており,煩雑な設定作業を行うことなく分析を始めていただけます。
特長
GC-MS/MSによるMRM分析をサポート
ポリ塩化ビフェニル,臭素系難燃剤,ダイオキシン,多環芳香族炭化水素および有機塩素系農薬について,それぞれ安定同位体標識化合物を含む500成分以上の情報が登録されており,環境試料中および食品中の準揮発性有機化合物分析をサポートします。
化合物ごとに分離に最適なカラムおよびGC条件が予め設定されています。さらに,全化合物についてMRM分析に必要なトランジションが登録されており,煩雑な条件設定を行う必要がありません。
最適なMRMメソッドを自動作成
“Smart MRM”プログラムによって,MRMメソッドを自動作成します。多成分一斉分析では,測定プログラムの設定が困難ですが,”Smart MRM”では最適なプログラムを設定し,高感度メソッドを作成します。
MRMメソッドは,ターゲット化合物の保持時間情報を基に作成しますが,AART機能を用いることで,n-アルカンを1回分析するだけで保持時間を修正し,メソッド作成に進めます。
AARTによる精度の高い保持時間補正
全成分について保持指標が登録されているので,AART(Automatic Adjustment of Retention Time)機能によって簡単に保持時間の補正が可能です。
また,AART機能はn-アルカンによる多点補正なので,精度の高い保持時間補正を実現します。
News / Events
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2024年4月18日(木) 14:30 ~ 17:00
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~代謝経路の動態を可視化、統計比較解析をもっとシンプルに~配信日:2023年11月28日(火)14:00 ~ 15:15