LA-ICP-MSソフトウェア
ライン情報の一括登録
レーザーアブレーション装置で設定した照射領域(ライン数×照射時間)のイメージのまま,試料情報を入力できます。情報入力の手間を1/10以下*に低減するだけでなく,連続測定にも対応可能です。
*10ライン以上を登録する場合
試料単位でのデータ出力
取得したデータは,試料単位で1つのデータファイルとして出力されます。複数のラインデータを選択して出力するときに発生するデータの欠落や混入を防ぎます。

imdxフォーマット対応
出力されたimdxフォーマットのデータは,島津MSイメージングデータ解析ソフトウェアIMAGEREVEALでそのまま読み込み可能です。データを変換することなく,すぐに解析作業に取り掛かれます。
イメージングに特化した試料情報入力方式
◆ライン情報の一括登録
LA-ICP-MSのイメージングは,レーザー照射のラインの集まりです。従来は1ラインごとの情報をICP-MS側に入力する必要がありました。「LA-ICP-MS ソフトウェア」では,1試料ごとの入力方式を採用することにより,情報入力の手間を低減します。最大10,000ラインの情報を1試料として1行に入力できます。
◆試料単位でのデータ出力
イメージングデータを解析するには,試料ごとにまとめてデータを出力する必要があります。島津LA-ICP-MSソフトウェアでは1つの試料の測定が完了するたびに,1つのデータファイルとして出力します。従来ソフトウェアのように,測定後にラインデータを選択して出力する必要はありません。
測定情報についてもデータファイルの中に含まれるため,データの管理が容易になり,異なる条件で測定したデータの混入などの人的ミスを防げます。

メイン画面
島津MSイメージングデータ解析ソフトウェアIMAGEREVEALで解析
◆imdxフォーマット対応
島津MSイメージングデータ解析ソフトウェアIMAGEREVEALのデータフォーマットimdx形式でデータを出力しますので,IMAGEREVEALでそのまま開くことができ,すぐに解析作業に取り掛かれます。従来ソフトウェアのようにデータを変換したり,読み込み用のソフトウェアを自作したりする必要はありません。また,MALDI TOF MSや iMScope シリーズの有機イメージとLA-ICP-MSの無機イメージを合わせて解析することも容易になります。
▼ マルチモーダルイメージングシステム