名古屋大学×島津製作所 最新質量分析
「質量分析と生命科学の接点」
ー生命科学分野に応用される質量分析の”魅力”ー
本Webinarでは,「質量分析と生命科学の接点」と題して,生命科学分野での質量分析を用いた応用研究例を理化学研究所中山洋様,九州大学瀬戸山大樹様にご講演いただきます。また,質量分析に馴染みのない方,基礎知識を確認されたい方のために,横浜市立大学関本奏子様より,質量分析の基礎についてご講演いただきます。さらに,名古屋大学若手新分野創成研究ユニットにおける研究紹介および島津製作所の最新質量分析計を用いた応用例などを名古屋大学財津桂様よりご紹介いたします。
最後に今回追加として島津製作所が4月に発売いたしました「2019新型コロナウイルス検出試薬キット」につきましてもご紹介させて頂きます。
株式会社 島津製作所
質量分析とインフォマティックスによる修飾RNAのキャラクタリゼーション RNAの構造と機能にしばしば重要な役割を果たすメチル化など転写後修飾の微量RNAからの同定は困難でした。本講演では私達が開発したRNA解析プラットフォームにより可能となったRNA修飾の精密同定・定量結果を紹介します。 国立研究開発法人理化学研究所 環境資源科学研究センター
生命分子解析ユニット 専任研究員 中山 洋 様 |
オルガネラメタボロミクスと臨床メタボロミクス 質量分析によるメタボローム解析を駆使して基礎から臨床まで研究を行っています。本講演は,細胞内小器官ミトコンドリアの代謝物を計測する技術開発や,うつ病患者の血液バイオマーカー探索についてお話します。 九州大学病院検査部 助教 瀬戸山 大樹 様
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全自動前処理装置付きLCMSシステムを用いた血中薬物濃度測定/ 臨床検査の現場で簡便に血中薬物濃度測定ができるよう全自動前処理装置付きLC-MS/MSシステムと免疫抑制剤分析キット「DOSIMMUNE」を開発しました。本演題では,本システムの有用性についてDOSIMMUNEキットを用いた臨床応用例を中心に紹介します。 株式会社島津製作所 分析計測事業部
バイオ・臨床ビジネスユニット 川上 大輔 |
知ってみよう!質量分析の基礎のキソ 現代の様々な分析化学の現場に欠かせない「質量分析」の技術,本講演では,サンプルがどのように分析され,どのような形で検出されているのか,奥が深~い質量分析プロセスのエッセンスを概説します。 横浜市立大学大学院生命ナノシステム科学研究科 准教授 関本 奏子 様
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Ambient ionization mass spectrometryを用いたhigh-throughput metabolic profiling 探針エレクトロスプレーイオン化タンデム質量分析(PESI/MS/MS)による新たなメタボローム解析法の応用に加え,我々が開発したdata pipelineと組み合わせたhigh-throughput metabolic profilingについて概説します。 名古屋大学高等研究院 若手新分野創成研究ユニット・フロンティア
名古屋大学大学院医学系研究科 准教授 財津 桂 様 |
探針エレクトロスプレーイオン化質量分析計の開発とその臨床応用例 2007年に発明された探針エレクトロスプレーイオン化法を島津製作所が世界で初めて質量分析計に搭載しました。 株式会社島津製作所 分析計測事業部
ライフサイエンス事業統括部 MSビジネスユニット 村田 匡 |
高速トリプル四重極型質量分析計によるワイドターゲットリピドミクスの開発と応用例 高速トリプル四重極型質量分析計の測定モードSRMを用い,脂質メディエーター類196成分の一斉分析法と,リン脂質876成分の一斉分析手法を開発しました。本演題では,この二つの手法の開発と応用例を紹介します。 株式会社島津製作所 分析計測事業部
グローバルアプリケーション開発センター 山田 真希 |
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2019新型コロナウイルス検出試薬キット
遺伝子増幅法(PCR法)により、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を定性的に検出する試薬です。 鼻咽頭拭い液などの試料をRNAを精製することなく簡単な前処理だけで使用できます。