卓上型リニア専用機 MALDI-8020

 

コンパクトなフットプリントと、妥協のないパフォーマンス

MALDI-8020は,MALDI-TOFの開発において長い歴史を持つ島津製作所の最新製品です。
この卓上型リニアモードMALDI-TOF質量分析計は,コンパクトな設置面積と優れたパフォーマンスを両立させた,近年増加しているMALDIに対するユーザーニーズを満たす最適な装置です。

 

 

主な特長

  • リニアモード(正イオン)MALDI-TOF
  • 200Hz固体レーザー,355 nm
  • 迅速なサンプル導入のためのロードロックチャンバー
  • UVレーザーによるイオン源クリーニング機能
  • コンパクトな設置面積の卓上型
  • 静かな運転音(<55dB)

 

リニアモードMALDI-TOF質量分析計は品質管理(QC)や プロファイリングの用途に用いられています。MALDI-8020もその例外ではなく,ペプチド,タンパク質,ポリマーやオリゴ核酸などのQCやプロファイリング用途の測定において,求められる性能を発揮します。また,研究室における利用においても,MALDI-8020による迅速かつ簡便なサンプル測定は,大きなメリットがあります。

質量分解能(FWHM)5000 以上を示す,分子量4.2 kDa のペプチドの測定例
カッコ内に示されている質量分解能はソフトウェア機能により計算しました

用途に応じて選択できるサンプルプレート

スライドガラス型サンプルプレートのFlexiMass シリーズは,ユーザーの実験フローに応じて異なるタイプのプレートを選択することが可能です。ディスポーザブル型のFlexiMass-DSは,そのままの状態ですぐに使え,プレート洗浄の手間やキャリーオーバーのリスクがありません。ルーチン業務において簡便なソリューションを提供します。
再利用可能なステンレス製のFlexiMass-SRは,サンプル調製において消耗品の費用や,より長期間の使用を想定した場合に最適なソリューションです。

核酸の分子量測定とIn-source decay(ISD)による内部配列解析

自動イオン源クリーニング機能 TrueClean

装置性能を長期間保つために,MALDI-8020はこれまでの当社MALDI-TOF 製品と同様,大口径のイオン光学系を特長としています。このイオン光学系は,長期間にわたりイオン源汚染のリスクを低減することにより,堅牢性の高いプラットフォームを提供します。
また,稼働時間をさらに長くするために,装置の真空を落とすことなくイオン引出電極のクリーニングを行えるようUVレーザーによる迅速な(<10 min)自動イオン源クリーニング機能 TrueClean を搭載しました。

ポリマー分析:CD由来のポリカーボネート(緑のマススペクトル)と
ポリカーボネートスタンダード(オレンジのマススペクトル)
挿入図:ハイライトされた領域の拡大図

 

マウスウォッシュに含まれるクロルヘキシジンの分析
サンプルは希釈やクリーンナップを行うことなくMALDIマトリックスと混合し,サンプルプレートに搭載しました
挿入図:クロルヘキシジンのピークm/z 505.2 の拡大図

21 CFR Par t 11への対応

MALDI-8020はMALDI Solutionsによって制御され,測定データに含まれるパラメータやサンプルリストからなるすべての情報は,一元管理された堅牢なMicrosoft SQLデータベースに保存されます。
このシステムは,装置管理者によりユーザーごとに異なる役割を与えることが可能で,データベースへのアクセスや装置の操作などの権限を管理できます。フルオーディットトレイルとともに,21 CFR Part 11の遵守を支援するツールを提供します。

イムノグロブリンA(IgA)を用いた高分子量タンパク質の分析例

標準装備された高品質

質量分析計が臨床研究分野において用いられつつある現在,MALDI-8020はMALDIを用いた診断法を探求する研究者のためのベストチョイスです。ISO 9001:2015とISO 13485:2016の品質管理基準に基づき設計,製造されており,CE対応です。
性能強化と長寿命化につながる部品の選択と構成部品数のスリム化を通じて,コンパクトな設置面積と優れたパフォーマンスの両立を可能とした信頼性と堅牢性の高いプラットフォームを作り上げました。
当社のMALDI製品ラインアップは,グローバルなサポート/販売ネットワークの一翼を担うトレーニングされたフィールドエンジニアによって支えられています。保守部品の交換および日々のメンテナンスが容易に行える装置デザインになりました。

 

アプリケーション

MALDI-8020の分析例をアプリケーションニュースで紹介しています。
下記のリンクから,アプリケーションニュースの概要を読むことができます。
なお,アプリケーションニュース全文のダウンロードには,島津会員制情報サービス『Shim-Solutions Club』への会員登録が必要です(無料)。

 
 

Top of This Page