Cap構造解析
mRNA医薬品・ワクチン
天然のmRNA分子の5'末端にはCap構造が存在し、タンパク質を翻訳する効率を高める役割を持っています。mRNA医薬品・ワクチンの製造ではin vitro合成したmRNAに対して5'末端にCap構造を付加する工程を含んでいます。5'末端の構造解析は品質管理において重要です。
関連製品
LCMS-9050
最高クラスの質量精度安定性を実現した四重極飛行時間(Q-TOF)型質量分析計です。島津独自の高精度温度コントロールシステムが、外的要因による精密質量変化を抑制することで、質量較正を意識することなく精密な質量測定を実現します。オリゴ核配列解析ソフトウェアInsight Biologicsを用いオリゴ核酸の不純物の同定や修飾位置を推定した配列の確認が可能です。
LCMS-2050
LC検出器と同様に簡単な操作で、LCシステムに組み入れて用いるシングル四重極質量分析計です。質量範囲はm/z 2~2000と幅広く検出される価数イオンが多いことから、オリゴ核酸をはじめとする中分子に対しても、デコンボリューション機能により信頼性の高い分子量の算出が可能です。UV検出器とLCMS-2050を組み合わせて分析した場合、クロマトグラムに質量情報の重ね書きをすることも可能です。
Insight Biologics
複雑なマススペクトルをもとに、オリゴ核酸の不純物の同定や修飾位置を推定する解析する作業は、通常非常に多くの時間を要します。また「質量測定」「解析」用に複数のソフトウェアを使用することは、操作が煩雑となり作業負担が大きくなります。Insight Biologicsはそれらの課題を解決し、ワンランク上のユーザーエクスペリエンスを提供します。