生薬中の残留農薬分析/GCMS

生薬(コウジン)中の対象農薬のNCI-GC/MS分析

生薬の純度試験法に総BHC(α,β,γ,δ-BHC),総DDT(DDT,DDE,DDD)の項目がありますが,これらは塩素系農薬であるため測定方法としてGC-ECDが採用されています。負化学イオン化法(NCI-GC/MS法)はECDと同様に電子親和性の化合物に対して高い感度と選択性が得られます。
NCI-GC/MS法により生薬(コウジン)中の対象農薬の分析を行いました。

詳細は分析ガイド医薬品編3.3 生薬(コウジン)中の対象農薬のNCI-GC/MS分析-GCMSをご参考ください。
こちらでは前処理方法と分析条件についてもご紹介しています。
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GCMS-QP2020 NX

ガスクロマトグラフ質量分析計

ガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS)のイオン化法としては,EI法が広く用いられています。しかし負化学イオン化法(NCI法)を用いると,食品中に残留する有機塩素系や有機リン系の農薬を超高感度で検出できます。NCI法は,反応ガスを用いてサンプル分子から負のイオンを生成させ検出する方法で,ECDと同様に電子親和性の化合物に有効です