ノロウイルスの検出
ノロウイルスの検出
ノロウィルスはウィルス性急性胃腸炎の主原因とされるウィルスです。牡蠣などの海産物からのみならず,感染者の便・嘔吐物への接触などでも感染を引き起し,毎年,多くの食中毒患者を出しています。
DNA/RNA分析用マイクロチップ電気泳動装置により,ノロウィルス陽性試料を分析しました。
<結果>
ノロウィルスG1,G2に由来する,86bp, 142bpと98bp, 205bpのサイズの遺伝子を検出することができました。
*ノロウイルスには,G1とG2の2つの遺伝子タイプがあります。

ノロウィルスG1検出試薬キット/G2検出試薬キット処理サンプルのエレクトロフェログラム
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DNA/RNA分析用マイクロチップ電気泳動装置
マイクロチップを用いた電気泳動法により,DNAやRNAのサンプルを大きさによって分離し,DNAやRNAの核酸サンプルのサイズ(大きさ)確認やおおまかな定量を行います。マイクロチップを用いることによって電気泳動分離を高速に,蛍光検出により高感度に,しかも全自動で分析することができる電気泳動装置です。
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ノロウィルス検出試薬キット Ver.2 -プローブ法- シリーズ
「リアルタイム 1step RT-PCR法」による検便検査用試薬です。
糞便の加熱処理も不要で、ノロウイルスを簡便・迅速・高感度に検出!
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ノロウイルス拭取り検査用試薬キット
- 専用濃縮液を新規開発。短時間でノロウイルスを濃縮します。
- 濃縮ウイルスは加熱処理のみで使用可能。手間のかかるRNA抽出操作は不要です。
- 厚生労働省通知法記載のPCRプライマー・プローブを採用。高感度に検出します。