溶液中マイクロプラスチックの粒子濃度測定と定性分析
(粒子画像解析システム・赤外顕微鏡)

ダイナミック粒子画像解析システム(iSpect DIA-10)を用いて,マイクロプラスチックが分散した溶液を測定しました。取得した画像を解析することで,マイクロプラスチックの形状や個数の情報を得ることができます。また,iSpect DIA-10で測定した試料をトラップし,そこに確認されたマイクロプラスチックに対して,赤外顕微鏡を用いた定性分析を行いました。

 

取得した粒子画像

取得した粒子画像

ヒストグラム(度数分布図)

ヒストグラム(度数分布図)

上記のように,iSpect DIA-10で取得した粒子画像と画像を解析することで得られるヒストグラムを示します。観察されたマイクロプラスチックの平均粒子径や粒子濃度の情報が得られました。

可視観察画像

可視観察画像

棒状粒子の赤外スペクトル

棒状粒子の赤外スペクトル

iSpect DIA-10で測定した試料を赤外顕微鏡で観察しました。可視観察画像にマイクロプラスチックが確認できます。この棒状の粒子に対して赤外スペクトルを取得したところ,ポリプロピレンと定性されました。

上記のように,異なる特徴を有したシステムを組み合わせることで,定量と定性の両方の情報を取得することができます。

関連アプリケーション

 
 
 

 
示差走査熱量計(DSC)

ダイナミック粒子画像解析システム

液体試料に含まれる粒子の画像を撮影し,粒子のサイズ解析,形状解析および粒子濃度測定等を行える粒子画像解析システムです。マイクロプラスチックを含む液体試料を測定すると,撮影画像から粒子として検出され,その粒子個数や粒子径分布の情報を短時間に得ることができます。

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